第8回「がん哲学外来 メディカル・カフェ@よどばし」

早いもので今回で8回目を迎えました☆
新聞、テレビ、著書・・・様々なメディアで毎日のように順天堂大学の樋野興夫先生の名前を拝見するようになりました。ますますご多忙になってこられた樋野先生ですが、今回も淀橋に駆けつけてくださいました!破格の恵みです☆

今回も「副作用なし」「即効性かある」「間違いなく効果がある」「無料」の言葉の処方箋を出して頂きました☆
ホンの一部、しかも項目だけですがおすそ分けをどうぞ。
☆「良い物は気にさせるもの」
☆「帰宅カフェ」
☆「本業、専門書以外の本を30分間読む習慣」
☆「習慣は、苦痛でなくなる」
☆「矢内原忠雄(東大の元総長)の夢は、総長をやめてから本郷通のどこかに悩める学生のためのカフェをつくることだった」
☆「新渡戸稲造は、第一高等学校の近くで、部屋を借りて、週一回悩める学生たちと過ごす場を設けた」  
☆「人間は、いつか悩みに陥る。その時のために、日常的にカフェを継続する必要がある。本当に来たい人はいつでも来る。大切なのは存続していること。希望を持つこと。」
☆「本当の希望は、悩まないと持てない。苦難は忍耐を、忍耐は品性を、品性は希望を生み出す。悩むだけ悩んだほうが良い。」
☆「最後の5年をどう生きるかが重要(いくら若き日に輝いた生活をしても看板かじり)」
☆「人は誰であっても平等にがんになる可能性があるが、反応の仕方が違う。」
☆「良い反応」
☆「私たちが選べるのは形容詞」
☆「自分に関心をもってくれる人が一人もいない人は寂しい→探しに行く(人でも動物でも良い)→見つかる」
☆「サマリアの女がイエスに会って心が華やいだ理由(憂鬱な顔が一瞬にしてなぜ華やいだ顔になるのか?)」
☆「環境・境遇によらず解消される」
☆「今日のために聖書を読む人はいても将来のために聖書を読む人は少ない?!」
☆「医師との意思疎通に不満→良い医療スタッフとの出会いが大切」
☆「効能があれば副作用もある。事前に知っていないといけないが、ネットを駆使しながら調べるしかない。」
☆「治療してみないとわからない・・・先生もわからないグレーゾーンがある。薬の日進月歩。同じ薬でも効きが良い人と悪い人がおられる。」
☆「アメリカはボランティア、イギリスはチャリティの国」
☆「日本は患者の言うことを聞くようになってる。患者に言ってもらえば良い。モデルを作れば良い。」
☆「日本は責任を取りたがらない、自分で企画してまでやりたがらないことが多い。良い物は相談したらダメ。即効性と英断。あとは自分の責任。良いことは30秒で結論する訓練。人と相談しない。プロフェッショナル。」
☆「私がいい加減に見えますか?」  戦後東大の総長、南原繁
☆「正しいかどうかの根拠」
☆「悩みのショッピング。いろんなところに相談。真実かどうか。」
☆「がん患者は、精神的に気力なく、家族がわらをもすがる思いでインターネットで色々と調べ、プリントアウトをし、『お父さん(お母さん)今日ここに行けば』とアドバイスすることが多い」
☆「メディカルカフェは、傾聴でなくなく対話」
☆「懐の深さを与えて、脇をあまくして、付け入るスキを与え、感動を与える」
☆「良い話を聞いたら親族や友人の前で言う。耳から入ったものを話すと覚える。訓練とは真似をすることでもある。」
☆「良い対象を見つける。自分の目で見た人が良いと言ったものは良い。深い入りする」
☆「本当に尊敬できる人に出会ってない人は、すぐに揺れる。夜を徹して深入りできない」 
☆「がんになってもリビングルームで本を読める心のゆとりがあると、家族が別の反応をする。家族が慰められる。本を読んでる患者の顔を見て家族が話しかけてくる。本の内容について聞いてくる。・・・。30分すぎる。」
☆「がん患者であっても毎日の生活に隙間があれば、一人の人間がそこにいるだけで隙間が埋められる。子どもでも、動物でもできる」
☆「隙間を埋める人間になる。日間があれば光が差し込む。隙間がないと光が差し込まない。相手に感動を与えない。」
☆「体験を通して学ぶのは懸命だが、人間は人の話を聞いて学ぶ。謙虚さを学ぶため。謙虚さがないと喜ばれない。体験談を語ると人を傷つける。」
☆「チャウチャウ犬のように」
☆「家族喧嘩をしても良いが、一生懸命喧嘩して、第三者がほほえましいかどうかが重要」
☆「本人同士は仲良くやっても、第三者が見た時に冷たいかどうかチェック。」
☆「鬱っぽいがん患者もいれば、やせ我慢のがん患者もいれば、生き生きと使命に生きるがん患者もいる」
☆「境遇にかかわらず宴会。自分が宴会と思えば宴会。」
☆「広報は大々的に」
☆「生きる目的。使命」

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参加者の方々からは以下の声を頂きました。
☆「もうだめだというところでいつも助けが来る・・・というアバウトさが大切なんですね」
☆「
違う人との会話が自分に力になっています」
☆「辛い時は、心に残っている言葉をノートに書いて読み上げて自分を励ましています。文字の感じで自分の状態を知ることができます」
☆「初めての参加でしたが、同じテーブルの方たちと不思議と盛り上がりました。以前からずっと友達だった感じでした」
☆「早速聞いたことを、自分が思いついたかのように話してみます(笑)」
☆「小さなさりげない気づいていなかったことの中に素晴らしいものが息づいてるんだなって思いました」
☆「私はがん患者ですので前半の樋野先生のお話しか聞く体力がないですが、今日来てよかったです。また来月きます。今日の話で1ヶ月頑張れそうな気がします。素晴らしい場を与えて下さり感謝します。短い時間しか参加できないけど、本当に楽しみにしています。」
☆「人と人が寄り添える、このような場が続いてほしい」と複数の方から声が上がっていました。

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どなた様も、お気軽におらしてください☆

がんの方も、がん患者の家族の方も、人間関係に疲れておられる方も、元気な方も、初めて方も、「将来のために」備えたい方も・・・どなた様も大歓迎です☆

 

なお、「がん哲学外来 メディカルカフェ@よどばし」の第一回目から今回までの内容は こちら にアップされていますので、時折思い出しては何度も読み返してみられるのも良いかもしれません。先生の顔写真などの画質は相当小さくしていますが、雰囲気はお楽しみ頂けると思います。

 

ちなみに、「一般社団法人 がん哲学外来」のHPにも今後の予定が毎月アップされる予定です☆

次回は、3月5日(木)13:30~16:00

個人面談をご希望の方は、毎月3日前までに事前予約が必要です。
申し込み方法は yodobashi@church.email.ne.jp または03-3368-9165 で、中村和司/市川牧子担当教師宛でご連絡「○月メディカルカフェ面談予約」でOKです。

※個人面談が不要の場合は、登録の必要はございません。当日お気軽にお越しください。

日本・世界を駆け巡っている樋野先生が、今年も一年間お越しくださいます!
ものすごい破格の恵みです!皆様のお越しをお待ちしております!
※淀橋教会への行き方は こちら

 

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